こんにちは!メイリーです。
今回は半年以上中国に留学する場合に必要な「居留申請」のうち、「外国人体格検査」についてご紹介します。
実は、中国留学にきて、最初にして最大の壁でした。(この記事を読んでしっかり事前準備しておけば全く問題ありません!)
この記事を読めばこれであなたの中国留学準備は一歩前進です!
外国人体格検査とは??
いわゆる「健康診断」のことです。
半年以上中国に滞在する際には必ず必要な検査となります。
なぜ必要なの?
中国入国後の居留申請時に必要となります。(入国後30日以内)
居留申請をしないと、せっかくビザを取得しても中国に長期間滞在することが出来ません。
ビザと居留許可については別記事でご説明しますね。
ざっくり簡単に説明すると次の通りです。
- ・ビザ:中国への入国が認められるもの
- ・居留申請:中国での長期滞在が認められるもの
何をするの?
外国人体格検査の検査内容は次の通りです。
学校や会社の健康診断のように、各部屋へ移動して検査、移動して検査、という流れでした。
わたしは中国で検査を受けましたが、日本と変わらず受けることが出来ました。(トラブルはありましたが…)
- ・身体検査(身長、体重、血圧、視力)
- ・血液検査
- ・感染症検査(HIV、梅毒、B型・C型肝炎)
- ・尿検査
- ・心電図
- ・胸部X線撮影
どこで受けられるの?
指定病院であれば日本でも中国でもどちらでも受けることが出来ます。
- 日本の場合
国立・公立病院または日中友好病院(東京都)のみで検査可能です。
赤十字病院や私立病院では受けられないので注意!
予約要否は病院によって異なりますので、各病院のHPを見て確認してください。 - 中国の場合
私は大連の「辽宁出入境检验检疫局」というところで検査を受けました。
基本的にはどの都市でも受診できる病院がありますが、留学先が決まったら、
念のため検査を受けることが出来る病院がどこにあるかチェックしておきましょう。
いくらかかるの?
- 日本で受ける場合
約25,000~30,000円 - 中国で受ける場合
約500元(2020年9月時点のレートで約7,500円)
日本と中国では費用に差が出ます。日本の場合は保険適用外なので結構高めですね…。
検査時に必要なものは?
- 外国人体格検査記録用紙
中国大使館HPから取得、両面印刷をし、証明写真を張りつけ、必要事項を記入し持参。
◆記録用紙リンクはココ↓↓(中華人民共和国駐日本大使館HP引用)
外国人体格検査記録用紙 - 証明写真(1.の記録用紙に張り付ける)サイズ縦4cm、横3cm
記録用紙記載時の注意事項
- 記録用紙は両面印刷にすること。(片面印刷は無効)
証明写真の背景は白または白に近い色にすること。
いよいよ受診!とおもいきや、最大の危機発生…
ここでは私の体験記を書きます。
わたしは基本なんとかなるや精神で生きているので、病院に行ったら何の問題もなく受診できると思っていました。(実際には受付さえできたら、何の問題もなく受診できます。)
わたしはこの受付でつまづきました…。
「私は留学生で、外国人体格検査を受けに来た」このフレーズだけを頭に入れて行きました。
これさえ伝えられたらもうオッケー!と思っていたわたしがバカでした。
そうです、受付のおばさんが何を言っているか全然分からないのです。ん?並ぶ?受付はここであってる?
初めて本場の超高速中国語に触れた瞬間でした。頭パニック。
みんな外国人体格検査を受けにきている外国人だと思っていたら、地元ガチ勢もばんばん利用している病院じゃないか…。
受付のおばさんの言葉を聞き取れなかった時点で目の前が真っ暗になりました。
次から次へと中国人が割り込んでくるし、怖くてちゃんと受付すらできない状態…完全に泣きそうでした。
そんなとき、なにやら日本人学生っぽい男性が40代くらいの中国マダムと一緒に受付に来たのです。
「今しかない!」と思い、声をかけて助けを求めました。
聞いてみるとその男性は私と同じ留学生で、留学エージェントさんと一緒に外国人体格検査を受けに来たみたいでした。
留学エージェントのマダムがとても親切にしてくれて、男子留学生と一緒に検査を回らせてもらいました。
…ということで、なんとか無事(?)受診完了。
あの男子留学生とマダムに助けられました。本当に感謝してます。
あの時あの2人がいなかったらどうなってただろう…??怖くて考えたくありません。笑
どれくらいで結果が出るの?
受診後約10日~2週間で結果が出ます。当日に結果を受け取ることはできません。
また、結果の受け取りは本人が直接来院する必要があります。
いよいよ居留申請へ
外国人体格検査結果を受け取ったら、早速居留申請しましょう!
すでに日本で受診している方は、中国では受診不要なので日本から検査表を忘れずに持っていきましょう。
(病院から受け取った書類一式持って行きましょう!レントゲン写真も全てです!!!)
居留許可
在中国日本大使館より引用
(1)留学、就労等、特定の目的で長期滞在のためのビザで入国した場合は、入国後30日以内に居住地の公安局に申請して、「居留許可」を取得する必要があります。同許可証はシール式になっており、パスポートに貼付されます(従来の外国人居留証及び臨時居留証は廃止されました)。この居留許可申請手続きの際にも健康証明書が必要です。滞在地に到着されたら、留学生の方は大学の担当者、会社の方は担当のスタッフの方等に相談いただき居留許可の申請、取得を忘れないようにして下さい。
(2)なお、居留許可取得後、旅券(パスポート)の期間が満了になった、パスポートのビザページがなくなった等の理由でパスポートを新規に取得された場合には、新規のパスポート取得後10日以内に管轄の公安局において居留許可の変更手続きが必要となります。
(3)居留許可申請の詳細については、所轄の公安局におたずね下さい。ちなみに北京市公安局及び天津市公安局HPの関連ページのアドレスは以下のとおりです。
北京市公安局 http://www.bjgaj.gov.cn/web/detail_getWsgsInfo_37607_col1810.html
天津市公安局 http://60.28.61.198/Information/HelpThing.aspx
まとめ「外国人体格検査」は必須留学前に受けるべし!
半年以上中国留学する方は全員必須の「外国人体格検査」は留学前に「日本で受けるべき」です。
別の方の体験談として、再検査となる場合もあるみたいです。
居留申請は中国入国後30日以内に申請しなければならないため、もし再検査になってしまったら時間的に余裕がなくなってしまいます。
また、万が一、重大な疾患が発見された場合は大学に入学できないor居留許可が下りないケースもありますのでその観点からも日本で検査を完了させておくと安心です。
そのような場合に備えても、留学前に受診しておくのが良いと思います。
今回はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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